花々の中の花 イランイランの甘い香り
アロマテラピーで人気の香りに「イランイラン」があります。
香水にもよく使われる香りで、一度かいだら忘れられない濃厚でエキゾチックな香りです。
香りが強い分、好き嫌いがはっきり分かれますが、
好きな方は一度はまるとやみつきになると言われています。
この名前はマレー語やタガログ語で「花の中の花」という意味で、
主にインドネシアなどの熱帯地方で、一年中美しいお花を咲かせています。
花と言っても草ではなく、平均で12m、高いものでは20m近くまで育つ高木に咲くお花なんです。
高い場所から風に乗った濃厚で甘い香りを届けてくれます。
そんなイランイランは、男性が最も女性らしさを感じる香りともいわれ、
インドネシアでは新婚カップルのベッドにその花びらを敷きつめる風習も。
エキゾチックな香りが甘くうっとりとした気分にしてくれるので、
イライラしたり、不安になったりした時に嗅ぐと安らかな気分にしてくれます。
ただ、少量でも十分に香るのでつけすぎには気を付けてくださいね。
また、濃厚すぎて苦手かもという方は、
レモンやオレンジなどの柑橘系の精油をブレンドすると爽やかな香りにすることもできます。
「なんだか心が落ち着かない」という時に試してみてはいかがでしょうか?