目を癒すハーブ アイブライト
「アイブライト」というハーブは、ヨーロッパでは〈眼鏡の壊し屋〉と呼ばれ、古来から目に良いハーブとして知られており、「輝く目」を意味して「アイブライト」と名付けられました。
草丈10cm程になる一年草で、北半球の山地が原産です。
和名を「セイヨウコゴメグサ」、または「ヤクヨウコゴメグサ」といい、学名を「Euphrasia officinalis」といいます。
学名はギリシャ神話でアフロディテに仕える三美神の一人、エウプロシュネ(喜び)にちなんだ名前です。
和名の「コゴメグサ」は、米粒ほどの小さな花という意味に由来し、花びらの紫と黄色の縞模様は充血した目に似ているとも言われ、さまざまな「目」の症状に対して効能のあるハーブです。
「アイブライト」といえば、ハーブティーとして広く親しまれています。
さわやかでクセのない風味は、風邪やアレルギーによる目のかゆみ、鼻水などの症状を緩和する効果があるといわれていて、特に花粉症の方におすすめです。
また、アイブライトを使用した洗浄液で目を洗ったり、浸出液をコットンやガーゼに含ませて、まぶたの上に湿布のように貼り付けたりと目を労るケアに利用されることもあります。
収れん、湿潤効果にも優れているので、目のまわりの敏感なエリアにおすすめです。
そろそろ季節の変わり目、目元の乾燥やくすみが気になってきます。
デスクワークでお疲れ気味の時は特に、ぜひアイブライトを使ったアイケアをしてみてくださいね。