シチリアの日常に溶け込むレモンの魅力
シチリアが名産の果物は何かご存知でしょうか?
それは、日本でもさまざまな料理に欠かせないレモンです。
イタリア産レモンの70%はシチリア産と言われるほどシェアを誇っています。
また、果物としてのレモンの栽培が始まったのは13世紀のシチリア島で、
そこから世界各地に広まったとも言われているのです。
名産品であるだけでなく、レモンはシチリアの日常に欠かせない果物。
シチリアで夏定番のレモンの食べ方といえばリモーネ・グラニータです。
レモンと砂糖と水を混ぜて凍らせた、かき氷のようなデザートで、
シチリアの街角ではスタンド式の店を見かけることがあります。
暑い日に街を歩きながら食べたり、お酒を飲んだ後の口直しに食べたりと、
グラニータはまさに生活に溶け込んだメニューです。
また、レモンの皮から作られた食後酒「レモンチェッロ」も
シチリアの家庭で愛される定番の飲み物です。
レモンをアルコール度数の高い蒸留酒と砂糖に漬けたもので、
日本でいう梅酒のように各家庭では自家製のレモンチェッロが作られています。
そんなシチリアを代表する果物、レモンはアロマテラピーでも大活躍。
その香りには気分をリフレッシュさせる効果があると言われ、
なんだかボーっとするな……という時にぴったり。
レモンの香りを嗅ぐとその爽やかな香りが心も頭もスッキリとさせてくれ、
ミスも起こしにくくなると言われています。
仕事や受験勉強など集中力を高めたいときにもおすすめの香りです。